僕はFIAT社が作ったPANDAという車に乗っている。
96年製ではあるものの、Visualは昭和を思い出す方もおられるだろう。
僕が最初にPANDAに出会ったのは、学生の時に見た青色のボディにキャンバストップのMT車であった。
研究室の先生が乗っており、特段 PANDA愛は語らないものの。
「機械を操っている感じがいい!小さくて乗りやすい!」
という男性っぽい熱い意見を語ってくれた。
当時の僕は旧型のFIAT500への憧れが強く、その思いの強さのあまりFIAT500 Tシャツをほぼ毎日着ているおかしな学生であった。
そんな少し嗜好のずれた若者に、PANDAという乗り物は十分に興味を湧かせるものであった。いつのまにか、学校の駐車場に止まるその車を眺め、自然とPCの背景画像がPANDAになっていたのは言うまでもない。
しかし、貧乏学生に買える代物ではもちろんなく、卒業するまで眺めるだけであった。
そして、社会人一年目 周りが欲しいスポーツカーやSUVの話で盛り上がり、購入していく一方で僕は一人京都の中古屋にいた。
もちろん、お目当てはFIAT PANDA。(96年式、メタルトップ、1100CLX)
ボディカラーは好きな アドリアティックブルー。
ホイールは4×4の純正鉄チンを白にオールペン。
この色の組み合わせは、僕の心を鷲摑みにし、エンジンもかけず、サインさせた。
当時は、このおしゃれな車でおしゃれな恰好をし、車のメンテを学び、次の車はなににしようか。。。
それから、もう3年半。次の車を見つけられない。
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